小4で少林寺拳法を始めましたが、運動神経も覚えも悪く、当時の私は指導者や同門拳士に迷惑をかけたと思います。
ですが、持ち前の継続力で(というよりも他にできることがなかった)高校卒業まで続いたのは、同門では私だけでした。
「わかる」と「できる」が一致する感覚が、何より楽しかったのを覚えています。
足刀蹴が真っすぐ相手に向かったとき、逆小手には力が必要ないとわかったとき、閂固の「閂」の意味がわかったとき。。。それらは今でも思い出せます。
「人づくりによる国づくり」の実践をしてきた前道院長の跡を継ぎ、2022年に道院長になりました。
在籍拳士や周囲の方に支えられ、頑張っております!
短い時間に技に真剣に取り組み、汗を流し、拳士相互に熱い意識の交流があるような修練方法を心がけています。
自由な雰囲気と拳士一人ひとりの少林寺拳法に対する真剣な取り組みにより、「道院に気楽に来て、練習するときは真剣にやって、帰るときはサッパリした気持ちで帰れる」を道院の在り方にしています。
原点である「人づくり」の場として確立を図り、素晴らしい少林寺拳法の布教に努める道院でありたいと願っています。
少林寺拳法をもっと多くの人に理解していただきながら、社会平和のために活動していける仲間を大勢つくり、少林寺拳法の発展に微力ながら貢献していきたいです。
まず健康であること、そして目標をもつこと。
それらを大前提に、少林寺拳法を「修行」として道院に集い、共に汗を流して生涯の仲間となれるような場所を、これからもつくっていこうと思います。
雰囲気は和気藹々としていて、時には笑い声も上がります。
圧倒的に男性が多く、平均年齢が高くなってきたので、女性拳士を増やすことと平均年齢を下げることが当面の目標です(紅一点の道院長が仲間を募集しています!)。
在籍拳士が職場仲間や飲み仲間に声を掛け、徐々に人数が増えてきました。
皆、生涯学習として少林寺拳法に向き合い、真剣に修行しています。
(なぜか汗かきが多く、冬でもタオルで額の汗を拭く拳士が多いです。)
50才を過ぎて少林寺拳法を始めて、昇級試験ごとに緊張し、黒帯になれた時の嬉しさ。
その嬉しさは皆で共有し、皆で喜びます。
技術と共に教義も学び、毎回の修練に新しい発見があります。
少林寺拳法を知ったのは、本屋さんで手にした「はじめよう! 少林寺拳法」でした。
すぐに近くの道院を探し、見学をさせて頂きながら道院長のお話しを伺い、50歳近くから始めても、生涯を通し取り組むことができそうだと思い、入門を決めました。
週2回、本当に尊敬できる指導者のもと、素晴らしい仲間とともに、技の修練を通し、「自分と向き合い、人を感じ思いやる心」を持ち、心身ともに健康になり、自己の確立から「自他共楽」を目指しています。
また門下生全員、道院で教わった金剛禅の教えを生活の中で実践しています。