転職し転勤がない職業に就いたときに道院長になろうと思い、10人の門下生を集めて、当初は地元の小学校の体育館を借りたが、体育館の半分は高校の女子バトミントン部が使っていて、そこで良ければということで始めた。
昔の体育館で天井が高く、冬は非常に寒かった思い出がある。
発足当初は20人くらいになると何人かやめる、その繰り返しだった。
なぜ門下生が増えないのか考え、わかったことは自分一人で教えるのは20人が限界ということだったということ、何とか一般の指導者を増やすため奮闘し、一般が増え、指導者が増えだすとやはり全体の人数も増えていった。
町道場なのでいろんな人がいる。
入門者の目的もさまざまであるため、万人がその人の体調、体力に合わせた修業ができる場所を目指している。
山梨石和道院は発足当初は少年部が主であったが、現在では一般部と少年部は同じくらいの人数となっている。
最近はいろんな理由で道院を一度離れた拳士や結婚して子育てがある程度めどがついた拳士が、再び戻ってくということは、雰囲気的にはいい感じの道院ではないかと自負しているところです。
〇私は大学で少林寺拳法に出会いましたが、途中で辞めてしまい、ずっと心残りでした。その後、地元に戻り再び石和道院の門をたたきました。就職や、出産と、自分の生活環境は変わっても、道院はいつも温かく迎えてくれます。上から下への力の指導ではなく、自他を認め、一緒に楽しく成長してきて、もうすぐ20年を迎えます。
〇息子の習い事にと見学した時に、楽しそうに練習していた少林寺拳法と出会いました。その後、私も入門し20年、半ばは自己、半ばは他人幸せを思うと、道院の中で元気がない人、欠席している人がいると心配になります。 愛のある素敵な道院です。