甲府南道院 道院長のご紹介

道院長(指導者)について

各地の道院では、金剛禅総本山少林寺によって指導者として正式に認められた道院長が、責任を持って道院運営・門信徒育成を行っています。
 金剛禅宗門は教えを現代社会に生かすための道であるため、道院長は本職を別に定めたうえで、社会との関わりを持ちながら「自己と他人の成長、そして金剛禅を縁とした人間関係」を最大の喜びとして無償で指導に当たっています。

道院長紹介

道院長 山本 佳廣
少法師 正範士 七段
大学時代に少林寺拳法と出会い、何と半世紀が過ぎました。

何十年と少林寺拳法を続ける中で、いつからか私は開祖の説かれた「理想境建設」「自己確立」の教えと、その手段とされる少林寺拳法の修練の在り方に大きな矛盾を感ずるようになりました。

「拳禅一如」であるはずの少林寺拳法の教えと技法が結び付きませんでした。

以来、金剛禅の主行とされる少林寺拳法の在り方はどうあるべきか、考えるようになりました。そんなとき巡り会えたのが当時禅林学園の教頭であった山﨑博通先生でした。

少林寺拳法の教えと技法の見事な一致を目の当たりにして大きな衝撃と感動を覚えたことを今も鮮明に覚えています。教えを体現する少林寺拳法であれば、文字通り老若男女、誰にでも修行が可能です。

求めるものは、和合、調和であり、武の本義そのものであると確信しています。甲府南道院では常にその視点に立って、力任せでなく、痛めるのでもなく、養行として、真に拠り所となる自分自身を築くため、平和な社会の実現を願って、日々の修練を続けています。

武の本義を探究せんとする武道経験者の皆さん、ともにちからをあわせ、切磋琢磨して、コロナ禍に負けない、この時代を凌駕する清々しく新しい武の境地を切り拓きましょう